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2020 / 01 / 27  20:00

自律神経に起因する症状

自律神経に起因する症状

「動悸がして息苦しい」「めまいや耳鳴りがする」「なんだか体がフワフワして転びそうになる」

「首や肩の凝りが強い」「体を休めてるつもりでもだるくて疲労感が抜けない」

でも病院で診てもらっても、原因がわからなくて適切な処置が受けられない。

では一体どうすればいいんだろう.......。

人生でこのような経験が一度はあるのではないでしょうか。

これらの症状の多くは自律神経の乱れから生じているケースです。

生活環境や職場でのストレス、人間関係の悩み、疲労の蓄積などストレス社会に生きている私たちの心や体はこのようなスト

レスに対して容易に崩れやすく、それが原因で病気に発展するケースは少なくありません。

 

自律神経とは

自律神経とは内臓機能を調節している神経のことを言います。心臓は止まるわけにはいかないので寝て

いる時でもトントンと心臓が動くように働きかけ、起きている時は血液が重力によって下がらないよう

に血圧をコントロールしていたり、胃や腸で消化吸収のコントロールをしていたり、常に体内環境を一定に

保とうとしています。それも自分の意思とは関係なしに無意識下で内臓をコントロールしている高性能

な神経なのです。

 

その自律神経は大きく分けて2つに分けられます。

  交感神経・・・緊張時、恐怖感、イライラしている時、興奮している時に強くはたらきます。

         血管を収縮させ血圧を高める、心臓を働かせ心拍数を増やす、胃腸の働きを抑え

         緊張させるなど車に例えるとアクセルの役目を果たします。

 

 副交感神経・・・主にリラックスしているときに働いていて、ブレーキの役目を果たしています。

         血管を弛緩させる(血流を促す)、心臓を落ち着かせ脈拍を減らす、胃腸での消化吸

         収を促しエネルギー補給を行うなどの働きがあります。

 

この交感神経と副交感神経は一対ずつ内臓を支配し、拮抗しながらシーソーのようにバランスをとっていま

す。自律神経は一定のリズムや周期があり、起床後から日中活動時は交感神経が優位に、日没後から段々

と副交感神経の活動が高まり、睡眠中には副交感神経が優位になります。これが自律神経本来の正常な働き

なのですが、ストレスの蓄積や情緒不安定、疲労の蓄積、生活習慣の乱れなどにより自律神経のバランスは

段々と崩れていきます。この自律神経の乱れは様々な症状となって体にあらわれます。

「めまいやふらつき、耳鳴りがする」「睡眠はとれているが寝た気がしない」「常に体がだるい」「首肩こ

りが気になる」「手足が冷える」といった症状は背景に病気が隠れていることもありますが、原因がわからな

いそのほとんどは交感神経と副交感神経のスイッチの切り替えがスムーズにおこなわれていないためにあらわ

れている症状なのです。多くは交感神経優位になりやすく加齢とともに副交感神経の機能は衰えてきますので

そうなると家で休んでいる時や睡眠時にも交感神経は亢進状態にあり、血流は滞り、内臓は緊張しっぱなし、

疲労感が抜けなくなるのです。(副交感神経優位の時もあります)

 

鍼灸治療の目的の一つは、体表からの刺激を介して自律神経にアプローチすることにあります。これまでの研究結果

には、鍼灸刺激が亢進した自律神経には沈静化させる働きがあり、逆に律神経の働きが悪い時には活性化させる

きがあるという報告があります。臨床でもこれまで治らなかった症状が良くなったと喜ばれる患者さんが何人もいら

っしゃいます。長年症状に苦しんでいる方、治らないと諦めかけている方、多くの症状に悩んでいる方は一度鍼灸治療

を体験してみてはいかがですか。

 

 

 

 

 

 

 

和養鍼灸院
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