ごあいさつ
平均寿命が男女ともに80歳を越え、近年では「人生100年時代」といわれていますが、平均寿命よりも大事なことは、天寿を全うするまでの間、どれだけ長い間健康に問題なく自立した生活が送れるかということが何よりも大事だと思います。私はこれまで学校卒業後約12年間、整形外科やクリニック、鍼灸院などで働いてきましたが、日々患者さんと接してきて感じることがあります。それは発症してから治療をうけるまでの期間が短ければ短いほど治療に要する期間も短くてすみ、治療をうけるまでの間が長ければ、それだけ治療も長くなってしまう患者さんが多いということです。病態の良し悪しはありますが、それは痛みやシビレなどの筋骨格疾患に限らず、体から発しているシグナルや不調を放っとけば、それだけ治りづらい体になってしまうのだと思います。
鍼灸医学のバイブルである中医学最古の古典「黄帝内経素門」には「未病治」という言葉があります。「未病」とは発病にはいたらないが、体に感じる不調、軽い症状のことをいいます。つまり「未病治」とは軽い症状のうちに治療することの大切さを言っており、軽い症状のうちに対処しておけば大事には至らないことを訴えております。
長く症状に苦しんでいる方、原因がわからず悩んでいる方、また些細な軽い症状でも構いません、少しでも気になる症状があれば一度ご相談ください。その時には無理に治療を勧めたりすることはありませんのでご安心ください。また当院での治療範囲を超えているときには、他医院での受診を勧める場合もありますのでご了承ください。少しでも軽くなっていただけるよう、患者さんの笑顔がみられるよう、常に初心を忘れず日々知識や技術の向上に努めてまいりますのでよろしくお願いします。
和養鍼灸院 院長 阿部 俊介
はり師 |
141792号 |
きゅう師 | 141587号 |
柔道整復師 | 78360号 |