治療方針
1 患者さん主体の施術
常に客観的立場にたち、患者さん本位の施術を第一と考えております。当院での治療は、その症状に対して単に施術を行うのではなく、患者さんの不安や悩みを少しでも軽くすることも治療の一環だと考えています。
不安や悩みを残したままにならないよう患者さんの立場にたち、安心してうけられるような施術とわかりやすい説明を心がけております。
2 痛くない鍼、熱くないお灸
はり灸と聞くと最初は「注射みたいで痛そう、怖い」とか「熱そう」という印象を持つ方が多いですが、実際治療をうけてみると「思っているほど痛くない」「もう鍼が入っているの?」という反応の方がほとんどです。また鍼灸刺激に対する患者さんの感度や体の変化は人それぞれ違いますので、患者さんの体に最適な刺激量を施し、痛みのない鍼、熱すぎないお灸を心がけております。
治療で使う鍼は採血で使う注射針よりも細く、ほとんど痛みを感じません。またお灸は米粒の半分程度の大きさのもぐさを燃やすので、感じてもチクっと感じる程度です。
初めての方は緊張していて感じにくいかもしれませんが、はりと灸に慣れてきますと全身に気血が流れわたっているのを感じポカポカ温まって、とても心地よい気持ちになります。
3 プライバシーの確保
鍼灸治療の効果を最大限引きだすためには施術者の腕も大事ですか、何よりも患者さんが緊張せずリラックスした状態で治療をうけられる環境が大事だと思っております。当院では落ち着いて治療を受けていただくためにリラックスできるような空間づくりに努め、プライバシーを確保した環境を提供します。
4 体質、体調に合わせた薬膳茶(ハーブティー)の提供
治療後には患者さんの体質や症状をもとに、ヨーロピアンハーブも含めた薬膳茶を提供しております。薬膳茶に使用される素材には体を温めたり、体の熱を冷ましたり、気血を補ったりとそれぞれには特性があります。問診などで得られた情報をもとに素材それぞれの特性を生かし、ブレンドしてつくった薬膳茶を提供します。
治療の流れ
問診票の記入
来院されましたら、まず当院で用意している問診票がありますので簡単にご記入ください。
体の症状、状態をお聞きします
記入していただいた問診票をもとに詳しくお聞きしていきます。
体の状態を観ていきます
施術ベッドに横になっていただき脈診、腹診、背候診などで体の状態をみていきます。 また、肩こり、腰痛、膝の痛み、神経痛などの運動器疾患は合わせて姿勢評価、歩行分析、各ストレステストを行い調べていきます。
治療
問診や検査から得られた情報をもとに治療をおこなっていきます。治療は問題となっている五臓六腑、それに関連する経絡、経穴(ツボ)に鍼や灸で刺激していきます。場合によっては手技や運動療法を加えて体のバランスを整えていきます。
治療後の説明
治療後、症状、病態についてわかりやすく説明いたします。合わせて、食養生やお家でも簡単にできるセルフケアをお伝えします。最後に症状、体質に合わせた薬膳茶を召し上がってください。
※服装はタイトな服ですと治療範囲が限られてしまいますので、当日は上下余裕があるゆったりとした服装でお越しください。なお当院でも患者衣は用意しておりますので、ご気軽にお申し付けください。